サウンド的にはここ最近のフィッシュボーンの音、という感じで意外性はないですね。サイコティック・フレンズ(2000)の頃と最近の音というのは変わってきている気がして、そういう意味でスティル・スタックに近い、と言っていいのか。そんな感じですね。レゲ、ハードロックは昔からある要素なんだけど、パンク的疾走感は昔に比べるとやや薄れていて、どっちかというとキャブ・キャロウェイみたいなビバップ?ハードバップ?スティル・スタック収録のデート・レイプの曲調が濃くなっている印象。特にDUI Fridayがそうなんだけど、アルバム全体にそのトーンが行き渡っていると思います。映画「マスク」でフィッシュボーンがやった「Let The Good Times Roll」、あの路線ですよね。
歌詞は聴き取れないんですが(歌詞カードないしなぁ)、いつものようにシリアスな内容も含まれてるっぽい中、曲調は明るかったりハードだったりというお馴染みフィッシュボーン節健在!という感じ。表題曲のサビの妙に明るい感じとか、Weed, Beer, Cigarettesのなんかおちゃめな感じとか、気に入りました。
いい感じに力が抜けていて、好きなアルバムです。聴けば聴くほどよくなって、何度も聴いてしまうパターンですな。まだの方はぜひどうぞ!
Crazy Glue
posted with amazlet at 11.10.21
Fishbone
Dc-Jam (2011-10-11)
売り上げランキング: 9700
Dc-Jam (2011-10-11)
売り上げランキング: 9700
「力が抜けている」とゆーのはあっしも感じました。
返信削除最初タイトル曲のイントロを聴いた時は「あっれぇ?」と
少し拍子抜けしましたw
年齢的なモノもあるんでしょうが、やっぱり少しずつはベテランなりの
アプローチの仕方に自然となるものなのかも?なーんて。
それでも怒りがこもってそーな曲もしっかりあったりするので、
まだまだ彼らの回り...社会には問題がクソの山ほど積まれているのでしょうか。
歌詞カードないのはイケませんなぁ?...。
ラストの曲は「嗜好品に対する偏見を通して何が正しいのか?を問う」みたいな
内容だったと思います。アンジェロの最近の詩集に載っていました。
以前収録される...とアンジェロが言っていたチャリティーの"Smile"という曲は
入ってないので、次回なのでしょかね?いい曲なんですが....。
取りあえず、どの曲もそれぞれに個性を持ってて渋さのある、
いい作品だと思います。
ども!やっぱりねー身の回りの問題、社会問題に対する辛辣な歌詞ってのは(聞き取れませんけど)健在なんだと思いますし、それがなければフィッシュボーンじゃないってくらいじゃないかと。
返信削除ラスト曲の情報、ありがとうございます。さすが!