サウンド的にはここ最近のフィッシュボーンの音、という感じで意外性はないですね。サイコティック・フレンズ(2000)の頃と最近の音というのは変わってきている気がして、そういう意味でスティル・スタックに近い、と言っていいのか。そんな感じですね。レゲ、ハードロックは昔からある要素なんだけど、パンク的疾走感は昔に比べるとやや薄れていて、どっちかというとキャブ・キャロウェイみたいなビバップ?ハードバップ?スティル・スタック収録のデート・レイプの曲調が濃くなっている印象。特にDUI Fridayがそうなんだけど、アルバム全体にそのトーンが行き渡っていると思います。映画「マスク」でフィッシュボーンがやった「Let The Good Times Roll」、あの路線ですよね。
歌詞は聴き取れないんですが(歌詞カードないしなぁ)、いつものようにシリアスな内容も含まれてるっぽい中、曲調は明るかったりハードだったりというお馴染みフィッシュボーン節健在!という感じ。表題曲のサビの妙に明るい感じとか、Weed, Beer, Cigarettesのなんかおちゃめな感じとか、気に入りました。
いい感じに力が抜けていて、好きなアルバムです。聴けば聴くほどよくなって、何度も聴いてしまうパターンですな。まだの方はぜひどうぞ!
Crazy Glue
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Fishbone
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